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1025話

最終、話し合いの結果、私たちは断腕に雇われた武士のふりをして、彼の商隊に加わることになった。

時は待ってくれない。この天堑関は人の目が多く、長居するには適さない場所だ。

私たちはこれ以上の無駄話をせず、すぐに彼の商船へと向かい、この地を離れる準備を整えた。

この男の商隊は、そう大きくもなく、貨物船が四隻ほどに護衛が二十人ほどだった。

私たちの加入について、断腕の側近たちは少し不思議そうな顔をしていたが、主の決断に対して何も言うことはなかった。

彼らが奇妙に感じたのは、断腕がすでに一団の武士を雇っていたのに、さらに私たち二人を加えたことが、いささか規則に反していたからだ。

案の定、私たちが乗船し...