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1024話

自分のためだけじゃない、玉城瑶のためでもある。呪いを解く方法を必ず見つけなければ。

とりあえずその件は頭の隅に追いやったものの、もう眠る気にもなれず、結局都木汗と一緒に酒と料理を山ほど注文して、大いに飲み食いしてから、ようやく深い眠りについた。

ちなみに、この宿の蜥蜴人料理はなかなか興味深かった。おそらく湿気が多いせいか、この地方の料理は辛味が強く、それがまた実に美味だった。

翌日、私を起こしたのは都木汗だった。目を覚ますと、彼が嬉しそうな顔で私を見つめながら、急いで言った。「兄弟、これからの旅の当てがついたぞ。野宿する必要もなく、大通りを通って王都まで直行できるんだ!」

今は天堑関に...