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477話

山間の小道の中……

李雲霄はその羊城の私服捜査官たちに続き、臨時に設置された会議室の入り口までやってきた。彼は裴翠雲の隣に立って中に入り、会議室内に並べられた専門的な監視機器の数々を目にして、満足げに頷いた。

羊城の私服捜査官たちが漁島の封鎖を手伝ってくれるなら、李雲霄はさらに自信を持って、地獄の炎傭兵組織の者たちを壊滅させることができると確信していた。

所詮、草を根こそぎ刈らなければ、春風が吹けばまた生えてくるものだ!

傭兵の世界では、彼らは簡単に人を敵に回したりはしない。いったん敵対関係になれば、手を出さないか、出すなら一族郎党皆殺しにするかの二択だ。

そのため、多くの勢力の重鎮た...