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405話

翻玉店にて。

傍らで、李雲霄が自分の気に入った玉如意を手に取るのを見て、古老頭は自分が目をつけた品が李雲霄に取られてしまうことが悔しくてたまらないといった様子で、なんと堂々と李雲霄に向かって脅しをかけてきた。「このバカ者!小僧、その玉如意を買うなんてことをしたら、俺を敵に回したも同然だぞ!」

「ふん!」

それを聞いて、李雲霄は鼻で笑うだけで、顔を向け直すと、穏やかな表情で穆然に言った。「店主さん、早くカード決済してください。誰かの顔が青ざめるのを見るのが待ちきれませんよ」

「かしこまりました!」

穆然は得意げに頷きながら言った。彼が一番見たいのは、長年のライバル古老頭の青ざめた顔色だ...