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37話

ちょうどその時、体内の毒素に抵抗するために全身の力を振り絞っていた李雲霄は、耳をピクリと動かし、かすかな物音をはっきりと聞き取った。眉を上げ、目を向けると、すぐに近くに隠れている聶氷の姿を発見した。

「あれ？この小娘、俺を尾行してるのか？」李雲霄の頭に疑問が浮かんだが、彼は聶氷を気にする素振りを見せず、代わりに顔を上げ、真剣な表情で徐素青に言った。「黒虎帮を倒すために、その仇敵である俺に助けを求めるのは筋が通っている。だが、もう毒を盛ったり芝居を打ったりするのはやめてくれ。何かあるなら、堂々と言ってくれればいい。俺は陰で何かをたくらむ奴が一番嫌いだ」

李雲霄のこの言葉は、徐素青だけでなく、...