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365話

とはいえ、敵を前にして李雲霄が素直に答えるわけがない。

彼が悪さをしないだけでも天に感謝すべきだ。

「コホン」と一度咳払いをすると、李雲霄は葛国洋を見下すような表情で言った。「あなたは単に気の流れを間違えただけだ。今後房事を行わなければ、経脈の痛みは自然と治まるだろう」

つまり、今後女性に手を出さなければ、身体に問題は起きない…

もし本物の武者であれば、自分の命のために李雲霄の言葉に従うはずだ。だが残念なことに、葛国洋は純粋な武者ではない。彼の修行の全ては女性を利用して得たものだ。女性の元気を借りなければ、彼の実力は後退してしまう!

この致命的な欠点は、李雲霄が『御美心法』を読んだ後に...