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23話

聞いた言葉に、傅芸晴は暗い表情で小さく頷いた。それが李云霄の言葉への返事だった。

傅芸晴の表情に浮かぶ半信半疑の様子を見て、李云霄は再度強調した。「晴児、信じてくれ。俺は本当にお前を治せるんだ」

李云霄の言葉は決して冗談ではなかった。戦場で彼はその医術で何人もの仲間の命を救ってきた。それだけではなく、名もない丹書を手に入れており、そこには奇妙な薬の調合法が数多く記されていたのだ。

李云霄が三割の自信があると言ったのは、かつてその無名の丹書で見た薬の配合法を思い出したからだった。その薬には、あらゆる心臓病を治す効能があるとされていた。

李云霄の確信に満ちた言葉を聞いて、傅芸晴の瞳に一瞬の...