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99話

劉珊の暗い欲望が渇望していた。だが、恥じらいと最後の矜持が、彼女にそうさせたくなかった。

そのとき、老王は強引に劉珊を連れ出した。二人はスリッパも履かず、素足で降りてきた。劉珊は心の中でため息をつき、今夜のことはすべてこの怖がりの従兄に強制されたものであり、決して自分から望んだわけではないと自己欺瞞した。

そう考えると、心の中の罪悪感と葛藤が大分和らいだ。その代わり、欲望は刻々と高まっていった。

ベッドから降りると、老王と劉珊の二人の動きは格段に自由になった。

老王は両手を劉珊の肩に置き、なめらかで柔らかい美しい肩の感触を味わいながら、ゆっくりと揉みしだいた。束の間、劉珊のキャミソール...