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852話

その時、林詩曼が部屋に入ってきて、目の前の寝室を見渡すと、彼女が想像していたよりも良い状態だった。少なくとも見た目は非常に整然としていて、彼女の印象にあった男性の部屋特有の乱雑さや散らかり具合はなかった。

部屋を一通り見回した後、林詩曼はベッドサイドにある数枚の下着から視線を移し、そのままキャンバスシューズを脱ぎ捨て、淡い色の可愛い靴下を履いたまま老王のベッドに横になった。

「お嬢ちゃん、何をしているんだ？」老王はエアコンをつけて林詩曼が涼しくなるようにしたばかりだったが、彼女のその行動に少し緊張気味に尋ねた。

林詩曼は老王をちらりと見て、リラックスした表情で言った。「もちろん、お腹いっ...