黄昏の残照

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841話

老王は片手で林詩曼を抱き寄せ、二人の体が密着した。最も耐え難い数秒が過ぎても、林詩曼の激しく鼓動する心臓は落ち着くことがなかった。

バスが停止と発進を繰り返す中、車体が揺れるたびに、林詩曼の若さに溢れた魅惑的な体が、老王の体に擦れていく。

最初は単に車の揺れによるものだったが、林詩曼は恥ずかしさを感じていた。さっきの衝動で身を寄せたものの、今になって少し唐突だったと気づいた。揺れるたびに、敏感な臀部が背後のあの大きなものを感じ取り、それがますます明らかになり、さらには昂ぶる傾向さえ見せ始めた。これに林詩曼はより一層恥じらいを覚えた。

恥ずかしさ、言葉にできない感覚、しかもこのような関係性...