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589話

潘文清は王さんの体に視線を釘付けにしたまま、彼の体格を上から下まで品定めしながら、王さんが口を開いた瞬間には目に疑惑の色を浮かべた。

潘文清は今日、夫の言うことを聞いて会社を休んでいた。朝起きたとき、昨夜激しく犯された後ろが本当に痛かったからだ。消炎薬を買いに出かけた潘文清は、普通に歩こうと必死に努めていたが、それでも妙ちくりんな歩き方になってしまっていた。

マンションの敷地に入ったばかりのとき、まだ昨夜のあの堕落で無謀な行為のことを考えていた。あの苦痛と屈辱、それなのに不思議と快感も伴う味わいを思い出すたび、潘文清の心は複雑な思いで一杯になった。

ところが今、突然王さんを目にして、目の...