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474話

老王はこの若くて綺麗な李さんの嫁とさらに話を続けたかったのだが、彼女が慎重に急いで逃げるように去っていくのを見て、心の中でため息をつくしかなかった。これからの時間と機会はいくらでもあるのだから、この短い時間を焦る必要はない。何と言っても、今夜はもっとスリリングな予定が待っているのだから。

そう思うと、老王は先ほど李さんの嫁が避妊薬を買った薬局に直接入っていった。

夜になっても白衣を着た女性が二人レジカウンターにいたが、老王が入ってきても特に気にする様子はなかった。老王は薬局の棚を一周してみたが、本来探していた潤滑剤が見つからなかった。

そこで老王は少し躊躇した後、結局レジカウンター近くの...