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405話

「よし、もう行くわね。頼んだわよ」

張媚はそう言うと立ち上がり、自らの腰から臀部、そして太ももの付け根までの美しい曲線に沿って手を滑らせ、寝間着を整えてから、優雅な足取りで部屋を出ようとした。

柳嬌嬌は張媚が帰ろうとするのを見て、ようやく胸をなでおろした。しかし同時に、彼女の心は不安に揺れ動いていた。自分が実は張媚のあんな挑発的な話を聞くのを楽しんでいることを認めたくなかった。その言葉は彼女の心の奥底にある放縦な欲望を掻き立てるものだった。

だが柳嬌嬌は欲望と理性をはっきり区別していた。欲望の中でさえ、自分の最後の尊厳とプライドは守りたいと思っていた。それなのに、あの憎らしい修理工はわざと...