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355話

「急いでいなければここには来なかったよ。やっぱりホテルに行こうか?」

「ホテルは身分証明が必要だろう。良くない。こっちは必要ないからな。俺たち男二人に女一人でルームを取ったら、絶対に怪しまれるぞ。

でもダーウェイ、話は変わるが、お前の嫁さんは本当に綺麗だな。今すぐヤりたくてたまらないよ」隣の部屋からもう一人の男の声が聞こえてきた。

老王と魏琴は暗闇の中で目を合わせ、お互いの目に驚きと強い好奇心が浮かんでいるのが見て取れた。

この時、二人はすでに向かい合って抱き合っていた。しかも魏琴の美しい脚が老王の腰に絡みついていた。隣の会話を聞いて、二人とも動きを止め、注意深く聞き耳を立てる様子を見せた...