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343話

「あなたのそれ、あんまり大きくないわね。私の愛しい夫のものほど大きくないし、見た目も普通。ただ若くて柔らかいだけね。

でも、まだ成長する余地があるかもしれないわね」魏琴はわざとらしくそれを一瞥した。実際そのものはそれほど小さくはなかったが、老王のと比べたら見劣りしてしまう。

魏琴は先ほどの無意識の行動を取り繕っていた。彼女は老王の機嫌を損ねることを恐れていた。結局、自分のパートナーとして、しかも初めてのこんな親密な接触で、魏琴は自分の先ほどの行動が伝統的な考えを持つ老王にとって受け入れがたいものだったかもしれないと感じていた。

だから魏琴はさも何気なく言ったふりをしたその言葉が、図らずも老...