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203話

美しい誘惑に酔いしれていた張媚は、老王の手が彼女のTバックの中央に触れた瞬間、ビクッと身体を震わせ、興奮で「あっ」と声を漏らしてから、ようやく我に返った。

張媚は老王の腕から身を起こし、目の前の牛のように逞しい中年男性を見つめた。この瞬間、彼女には老王の決して整っているとは言えない顔立ちさえも、男らしい荒々しさと圧倒的な存在感を放っているように感じられた。

何とか心を落ち着かせようとしながらも、老王の前に立つ張媚は、再び伸びてくる彼の手が自分の体を撫で回すのを感じていた。ベッドの縁に座る老王と向かい合って立っている姿勢は、明らかに彼の手の動きをより自由にしていた。

その手は絶え間なく彼女...