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665話

「唐蕭はこの連中の目的を知らないはずがない。まったく、こんなに年齢いってるのに、間違いを認めて改めるという言葉を知らないとは」

そう思うと、本当に腹が立ってきた。「それならば、私も帰らないことにします。あなた方が言うこの張さんというのが、いったいどんな調査をするのか、見せてもらいましょうか」

彼はもともと立ち去るつもりだった。この宋老人の過ちを追及する必要はない。ここは市場なのだから、市場なりの対処法があるはずだ。

だが、突然の横やりを入れてきたこの張という老人は、まさに白昼堂々と嘘をつく人物で、たちが悪い。

黒いものを見たことはあっても、ここまで理不尽な人間は見たことがない。

「慌...