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456話

現場の秩序は、羅晋が人を連れてきたことで完全に解決され、後顧の憂いもなくなった。

唐蕭は義診の準備を始めた。当初は9時開始の予定だったが、今日は人数があまりにも多いため、やむを得ず早めることにした。

すでに3000人以上が列を作っており、大傻と黑豹たちは、警察が秩序維持を手伝っているのを見て、列の先頭から末尾まで、事前に用意した整理券を配り始めた。

今回は合計3000枚の整理券を用意したが、これはあくまで概算で、唐蕭が実際に何人まで診られるかは誰にもわからなかった。

しかし、現場には並んでいる3000人以外にも、見物人や有名人が参加すると聞いて次々と人が集まり、人数は一気に5000人以...