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362話

ここも唐蕭が自ら加えた実験だった。生産率を高めるため、彼は様々な方法を模索する必要があった。

現在の低級錬薬師としての立場では、成功率はわずか五十分の一。そのことを考えると唐蕭は心が痛んだ。もしそうなら、一つの丹薬を錬成するためにいくら費やさなければならないのか。

今は丹炉を気にする必要はない。成功か失敗かはすでに決まっていた。丹炉が少し冷えれば、唐蕭はこの丹薬錬成法が有効かどうかわかるだろう。

そこで唐蕭はいっそのこと外に出ることにした。長時間中にいたので、新鮮な空気を吸うのもいいだろう。

まだ午前中で、太陽はそれほど強くなかった。この裏山は木々が生い茂り、汚染もないため、空気は清々...