そんなに誇らしげにしないで

43話

部屋の暖房は十分に効いていて、妊娠してから汗をかきやすくなったこともあり、穆司闻は他の人より少ない枚数の服を身につけていた。肩にはゆったりとしたシャツがだらしなくかかり、長く白い両脚は毛布に半分隠れながらも特に魅惑的で、かすかに見える太ももの付け根には人を魅了する秘密が隠されていた。ドアの前に立っていた厳書意はその光景を見て、思わず口笛を吹いた。

「ちょっと疲れたな」穆司闻は手を下ろして本を脇に積み上げた本棚に置き、身体の上の毛布を寄せ、クッションを枕にしてソファで少し休もうとした。

厳書意は牛乳を持って近づき、彼に渡した。「早く飲んで、それから寝るんだ」

ソファの上で眠そうにしている人...