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960話

蒋翠英は願いを立て終わると立ち上がり、徐多喜も大赦を受けたかのように長く息を吐きながら急いで立ち上がった。蒋翠英は自分の服の裾を軽く整えると、片手で小宝の手を引きながら、趙青に言った。「小青、あなたも菩薩様にお参りして、願い事をしたら?菩薩様はきっと私たちを守ってくださるわ」

「うん……」趙青は返事をしながら、急いで跪いた。彼女のすぐ隣にいた張志霖もそれを見て、すぐに彼女の横に跪き、二人は揃って頭を下げた。まるで結婚式で天地に拝礼する新郎新婦のようだった。

頭を下げ終えると、趙青は姑の真似をして、両手を胸の前で合わせ、心の中で静かに祈った。「菩薩様、どうか私の夫が無事に帰ってこられますよう...