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937話

「ふん!口では何とでも言えるわね!」鳳姐は鼻を鳴らした。彼女は色兄がただ機嫌を取っているだけだと知っていたが、女というものは甘い言葉をかけられるのが好きなもの。夫の言葉を聞きながら、心の中ではやはり嬉しさがこみ上げていた。

とはいえ、鳳姐は実際かなり美人だった。豊かな尻に細いウエスト、前も後ろも突き出た魅力的なボディライン。肌の調子も良かったので、恋愛して結婚したばかりの頃は、色兄も確かに一晩で七回もこなせたものだ。

しかし今では七晩かけて一回すらおぼつかない状態で、鳳姐が黙っているはずもなかった。

蒋浩はお茶を一口飲んだ後、ふと色兄の首筋に気づいた。鳳姐に引っかかれたあとがまだ消えてい...