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925話

二階に上がった妙桃はパソコンの電源を入れたところで、突然下から鶏の悲鳴が聞こえてきた。彼女の心に一筋の戦慄が走り、両手を胸の前で合わせた。

「阿弥陀仏、善哉善哉……小青、お母さんは何をしているの?」

「何でもないわ、ネットしてて」趙青は答えた。

彼女は義母が鶏を絞めていることを知っていた。そして目の前にいるこの出家した人が、殺生という行為にそれほど反対していないだろうということも分かっていた。

あえて尋ねたのは、あの「垣根越しの野菜」かもしれない鶏の殺害の共犯者という罪から自分を洗い清めたかっただけだ。

いわゆる「知らぬは罪にあらず」というやつだ。

妙桃はネットに接続し、QQをログインした。彼...