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865話

「大丈夫よ、安心して……」色哥は彼女の柔らかい髪を優しく撫でながら、柔らかな声で言った。「こうしてずっと年を取るまであなたと一緒にいたいんだ」この利己的な男は、自分のものではない素晴らしいものを無償で長く独占できると空想している。徐多喜は彼にとって、艶やかな罌粟の花だとわかっていながら、実るのは毒の実だけだと知りながらも、彼は彼女の誘惑を拒むことができなかった。

一方は穴を埋めたがり、もう一方は埋められたがる。実際、誰が先に誰を誘惑したのか、本当にはっきりとは言えないものだ。

色哥は細い目を開き、美女の妖艶な姿を見つめながら言った。「俺は趙青の家には行かないでおくよ」

「うん、行かないほうがい...