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805話

「どうせ周偉の生活も仕事も家でやっているから、訪ねても見つからない確率は極めて低いわ」

心理カウンセリングルームに着くと、ドアが開いていたので、趙青はそのまま中に入った。

「周先生、んん、素敵...」

「周先生なんて呼ばないで、今は私があなたの旦那さんよ」

「はい、ダーリン、あなたって最高!」

オフィスから声が聞こえてきて、趙青はそっと足音を忍ばせて近づいた。

彼女はオフィスのドアが鍵をかけられているのではないかと心配したが、実際はほんの少し開いているだけだった。

ドアの隙間から、趙青は中の光景を目にした。

周偉が前回彼女が出会ったあの女性患者と行為に及んでいた。

その光景を見て、趙青はひどく...