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787話

「いいえ、同じポーズばかりじゃつまらないでしょう」

「そうですね、じゃあこのまま立っていますね」

「どこか不快に感じたら、すぐに言ってくださいね」

「顧先生、下の方がちょっとかゆいんです」

趙青のその言葉に一瞬固まった顧西北は尋ねた。「足の裏のことだよね?」

「あはは!」花のように笑いこぼれる趙青は言った。「顧先生をからかってみたかったのに!すぐに見破られちゃいました!」

「そんなの分かりきってるよ」

「私、足の裏がすごく敏感で、砂を踏むとかゆく感じるんです」

「我慢できる?」

「大丈夫です、顧先生のためなら」

「よし、じゃあ描き始めるよ」

「笑った方がいいですか?それとも?」

「前の絵では笑...