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780話

まるであの見知らぬ男性が、手だけで彼女を天国に連れて行ったように。もし彼の男性器を使ったら、彼女は快感で発狂してしまうのではないだろうか?

孔謝方に合わせて前後に揺れる羅毕芬を見ながら、趙青はドアに触れた手が震えるのを感じていた。

一歩踏み出したい気持ちがある。

趙青が決断できずにいる間に、孔謝方はすでに低い唸り声を上げていた。

趙青はもちろん、その唸り声が何を意味するのか分かっていた。

孔謝方がすでに終わったと知り、趙青はかえって安堵した。

最近ずっと浮気をしたいと思っていたのに、今回ようやく決心したときに、彼女の最初の浮気相手になるはずだった孔謝方がこうして終わってしまった。

そしてトイ...