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732話

「そんな声を時々出してたら、他の会員たちはトレーニングどころじゃなくなるぞ」

孔謝方がそう言うと、趙青はすぐに停止ボタンを押した。

ランニングマシンが止まった後、孔謝方に向き直った趙青は尋ねた。「着なきゃダメなの?」

「普通は着るものだよ」

「あなた、私のこの姿が嫌いなの?」趙青は小声で言った。「こんなにラインがはっきり出てるのに、あなたは好きなはずでしょ」

「俺だけが見たいんだ。他の会員やトレーナーに見られたくない。わかったか?」

「私はあなたの女じゃないわ。なぜあなただけに見せなきゃいけないの?」

「本気でそう思ってるのか?」

「ええ、そうよ」

「じゃあ君はかなり軽い女ということだな」

「...