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662話

「もし彼女の夫が董事長がクソ野郎で、彼女にセクハラしようとしたことがあると知ったら、絶対に彼女を広告塔にさせないでしょうね」

夫婦関係を守るためには、時には嘘をつくことも必要だ。

浮気をしているわけでもないのに嘘をつくなんて、そんなに大げさなことじゃない。

夕方に間近で見た袁勝利の巨大な物を思い出し、趙青は眉をひそめた。

あれは浮気にはならないはずだ。

結局、彼女は強制されたのであって、袁勝利と関係を持ったわけではないのだから。

そう考えると、趙青はむしろ気が楽になった。

「じゃあ、俺と董事長、どっちがいい男だ？」

「本当のこと聞きたい？」

「もちろんだ」

「総合的に言えば...