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654話

「今のは夢だったの?!」

夢の内容を思い出し、趙青の顔はより一層赤く染まっていった。

どうやら彼女は本当に堕ちていくようだ。袁勝利に強引に迫られることを想像し、そこから比類なき快感を覚えるなんて。

趙青が目を開けた時、袁勝利はすでに彼女のバッグを開けていた。

携帯電話を取り出し、袁勝利は言った。「あなたの電話だよ」

電話を受け取ると、夫からの着信だった。すでに起き上がっていた趙青は言った。「声を出さないで、主人からの電話だから」

にこにこしながら袁勝利は何も言わず、ただ頷いただけだった。

実は趙青がさっきうっかり寝入ってしまった時、袁勝利はすでに彼女のスカートをめくろうとしていたのだ。

しかし...