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603話

しばらくして、緑茶で割ったウイスキーが彼女たちの前に置かれた。

グラスに注がれたお酒を手に取り、趙清美は「一緒に乾杯しましょう!」と声をかけた。

三人がグラスを合わせた後、趙清美と薛熙熙は一気に飲み干した。

趙青の方は、まず少しだけ口をつけてみて、味わいが思いのほか良いことを確かめてから、ごくごくと飲み干した。

その様子を見て、趙清美は尋ねた。「洋酒を飲んだことある?」

「これが初めてよ。意外と美味しいわね!」

「このお酒は後から効いてくるから、気をつけてね」

「酔っちゃっても大丈夫よ。どうせここには男なんていないんだから」

「あなたが言ったのよ」と鼻を鳴らして趙清美は言った。...