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49話

「ふん、信じないわよ」雪は冗談めかしてマー叔を押そうとしたが、そのまま彼の懐に倒れ込んだ。

茵がお風呂に入っていて、しばらく出てこないだろうと考えると、一度味わった快楽を思い出し、雪は突然マー叔と親密になりたい気持ちが湧き上がってきた。目には悪戯っぽい光が宿る。

「マー叔、あなたが茵ちゃんと桃を売ってた時、私が何を買いに行ったと思う?」

マー叔と茵が桃を売っていた時、確かに雪はしばらくその場を離れていた。マー叔は少し困惑して首を振ったが、次の瞬間、目を見開いた。

雪は彼を軽く押しのけ、黒いハンドバッグを開けた。中には何と、セクシーでやや挑発的なランジェリーが二組も入っていた。

雪がこ...