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480話

「だから俺の目から見れば、ほとんどの女性は『美人』という言葉とは無縁だけど、君は間違いなく当てはまるよ」と顧西北は言った。

「俺のこと軽薄な男だと思うかもしれないけど、実は率直な性格なんだ。美しいものは美しい、醜いものは醜い。自分の感じたことを隠すようなことはしない」

「じゃあ、醜い女性を見たら、直接ブスだって言うの?」

「そんなことはしないよ。俺は人の気持ちを考える男だから」

「つまり、美人には美人と言って、ブスは無視するってこと?」

「その通り」

「これ、持っていって。あなたのよ」

目の前に差し出されたスケッチブックを見て、顧西北は微笑みながら言った。「世界は広いけど、出会え...