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391話

通話を切った後、張揚は昨日インストールしたばかりのアプリを開いた。

彼は周偉のところに盗聴器を仕掛けておいたので、アプリを開けばそちらの音が聞こえるはずだった。もちろん、盗聴器の監視範囲は広くなく、音量も大きくない。

だからオフィス内でなければ、あるいは話し声が極端に小さければ、おそらく聞こえないだろう。

監視を始めて、張揚は注意深く耳を傾けた。

だが五分経っても何の物音も聞こえなかったため、彼はアプリを閉じることにした。

ベッドに横になり、張揚はいつあの二つの小型カメラを設置しようかと考えていた。

趙青が家を離れている時しか設置できない。そうでなければいつバレるか分からない。

しかし、これか...