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384話

「ということは、そういうことを止められないなら、せめて比較的安全な環境でやらせるということですね」

「なんだか変な理屈ですね」

「確かに少し変かもしれないけど、そういうことなんだよ」

「学校が黙認しているなら、なぜあなたは干渉するんですか?」

「黙認していても干渉できないわけじゃない」向力は笑いながら言った。「たまにここを巡回して、彼らを驚かせておく。そうすれば何かあったときに、保安班の者が毎日ここを見回っていたと言えるからね」

「そうしないと何かあったとき、学校側が保安班に責任をなすりつけて、とばっちりを受けるのは保安班だからな」

「でもここ、本当に気持ち悪いですね。コンドームだらけで」

「...