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380話

残念ながら、趙青は彼の望み通りにはならなかった。

趙青が視界から消えるまで、向力はようやく一人で裏山の方へ歩き始めた。

しばらく歩くと、趙青は学校の講堂を目にした。

ちょうど多くの学生が出入りしていて、特ににぎやかな雰囲気だった。

以前大学に通っていた頃、趙青もこのような光景を見たことがあった。

正確に言えば、あの時は自分も参加していたのだ。

大学一年生の時、演劇に興味を持っていた趙青は演劇サークルに入った。そして、その演劇サークルで趙青は元彼氏と知り合ったのだ。

背が高くてハンサムで、彼女を追いかけていた時はとても優しかったので、二人は付き合うことになった。彼女はまだはっきりと覚えている、元...