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375話

一糸纏わぬ姿で、ベッドに横たわり足を開いた趙青が罪深くも刺激的な妄想を始めた。

彼女の妄想の世界では、今回の主役は向力だった。

正確に言えば、今夜彼女が見た六人の警備員たちだが、向力の出番が一番多いだけだった。

彼女の妄想の中では、今夜叔父は彼女のために個室を用意せず、七人の男たちがいる部屋で過ごすことになっていた。

彼女は居心地が悪く帰りたいと思ったが、叔父が職を失うことを恐れて言い出せなかった。

向力は彼女の右隣に座り、しきりに話しかけてきた。話しかけられるのはまだいいが、趙青が最も耐えられなかったのは、向力がぴったりと体を寄せてくることだった。

彼女は叔父に目配せしたが、叔父は全く気にす...