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365話

「はいはい、今度は俺が悪者か」

「俺が悪かった、俺が悪かった」

そう言いながら、向力はビール瓶を手に取りぐいぐいと飲み始めた。

その様子を見て、張揚以外の警備員たちは拍手喝采した。

それを見て、負けじと張揚もビール瓶を手に取った。

「よし!」ある警備員が叫んだ。「一気飲み勝負だ!誰か一人が飲めなくなるまで続けろ!」

その言葉を聞いて、ビールを飲んでいた張揚はすかさずその警備員に親指を下に向ける仕草をした。

飲み終わると、げっぷをした張揚が言った。「お前らで楽しめよ。今夜のここの支払いは俺が持つ。杰兄貴、金は先に立て替えてくれ。明日いくらだったか教えてくれ。ただし、先に言っておくが、もしお前らが...