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362話

「もし向力と一緒に酒を飲んで歌を歌う女が欲しいなら、単に陪酒の女を呼べばいいだけだろう」

「私に陪酒嬢のような真似をさせようとしてるのか?」

「私から見ればそうとしか思えないけど」

「陸涛が北京に出張に行ってるから、最近気分が沈んでるのは分かる。叔父として、お前の気持ちが明るくなってほしいんだ。そうでなければ、私まで毎日憂鬱になってしまう」

「実は向力一人だけを誘ったんだ。向力が五人も連れてくるなんて知らなかった。さっきお前が向力の隣に座ってた時、向力がお前を色っぽい目で見てるのに気づいたんだ。だから本当は、お前にもう一度中に入ってほしくなかったんだよ」

「小青、ここで少し待っていてくれ。すぐ...