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361話

「警備チームのリーダー一人だけのはずじゃなかったの?」

この六人の男性全員に見つめられて、逃げ出したくなった趙青だったが。

趙青は確かに帰りたかったが、それでも思わず中に入ってしまった。

ここまで来て帰るのは、かえって変じゃないだろうか?

趙青は端の席に座ろうとしたが、すでに人が座っていたため、叔父の隣に座るしかなかった。

左側には叔父、右側には浅黒い肌で非常に屈強な男性がいた。個室内で唯一の女性だったため、叔父以外の六人の男性全員が彼女を見つめていた。

もちろん見つめるだけでなく、挨拶をしたり、自己紹介までしてきたりする。

趙青としては、こういう雰囲気が好きではなかったので、無理に笑顔を保ち...