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347話

「この姿勢のせいで」青は再びバッグでお尻を隠しながら、足早に団地の入り口へと向かった。

団地を出た青は、ある服飾店に入った。

青が服を選んでいる間、衛偉は患者が浴室で体を洗う様子を眺めていた。

二人の子供を産み、すでに体型が崩れてきているこの患者を見て、衛偉の心には実は少し嫌悪感があった。しかし、この患者が彼のことをずっと「ダーリン」と呼び、しかもベッドではとても積極的だったので、彼はこの患者との関係を断ち切る気にもなれなかった。

どうせ得するチャンスを逃す馬鹿はいないし、治療費ももらえる。

「ダーリン、そこに立ってないで、早く入ってきて」

「僕は入浴しないよ」

「口できれいにしてあげる」

こ...