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31話

「嫁さん、助かったよ。君がいなかったら、この老馬は本当に死ぬところだった」

突然義父に抱きしめられ、しかもそれが自分の体が最も空虚な時だったこともあり、孫晴晴は思わず両足をきつく閉じた。身を起こして離れようとしたが、義父の抱擁から伝わる熱さを感じると、なぜか力が抜けてしまった。

「お父さん、もう言わないで…」孫晴晴の顔は血を滴らせるほど真っ赤になり、心の中は恥ずかしさでいっぱいだった。

最初、義父を手で助けた時は確かに少し気が進まなかったが、後半になると、実は少し楽しんでいた自分がいて、思わず自分の疼く場所に手を伸ばしたい衝動すら感じていた。

嫁の恥じらいと戸惑いの表情を見て、そして抱きしめる...