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260話

韦芸は携帯を奪い取ることができず、張揚に強く押されて地面に転んでしまった。

この転倒で、張揚は韦芸が今日赤い下着を着けていることまで見てしまった。

赤い下着に包まれた韦芸の秘部は異常なほど豊満に見え、まるで今にも溢れ出しそうな様相を呈していた。

その眺めは美しかったが、五秒も続かなかった。というのも韦芸がすぐに立ち上がったからだ。

張揚が携帯をポケットにしまうのを見て、韦芸は歯ぎしりするほど怒っていた。

「ふふ」軽く笑った張揚は言った。「お前が俺の携帯を初期化した時、実は俺は起きていたんだ。俺は寝つきが異常に浅いからな。あの時思ったよ、もしお前が削除すべきでないものを消さなければ、見逃してやる...