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239話

実際、陸涛と趙青が寝室で行為をしている音を聞くのも、とても素晴らしい楽しみだった。残念ながら傍で見ることはできない。もし陸涛が力尽きた時に手を貸せるなら、それこそ最高だろう。

だから趙青を救った後、張扬は当然何か得るものがあると思っていた。

趙青の襟元からほとんどこぼれ落ちそうな雪白を見て、張扬の体中の血が沸騰していた。

ホテルに入ると、張扬は言った。「部屋を一つ頼む」

趙青をちらりと見て、フロントは言った。「お二人の身分証をお願いします」

ロビーにソファがあったので、張扬は趙青をそのままソファに寝かせた。

趙青のバッグから身分証を取り出し、張扬はやっと二人の身分証をフロントに渡した。

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