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22話

「ああ」と劉茵は返事をして、前回のように、少し緊張しながら服を身に纏い始めた。

孫晴晴は戸口に立ち、心に疑問を抱いていた。さっきまで義父の声が聞こえていたのに、なぜ急に物音がしなくなったのだろう。でもあまり深く考えず、おそらく義父はもう横になって服を着ていないのだろうと思った。

そんな光景を想像すると、孫晴晴は思わず老馬の下の逞しさを思い浮かべてしまった。間もなく、部屋から老馬の返事が聞こえてきた。

「いいぞ、嫁さん。早く入っておいで」老馬は劉茵が服をほぼ着終えたのを見て言った。

孫晴晴は老馬の孫を抱き、蝋燭を掲げて部屋に入った。かすかな蝋燭の明かりを頼りに、入るとすぐに老馬の傍らに立つ...