青い乙女

219話

「そのうちわかるわよ」

赵青に微笑みかけながら、立ち上がった余娇はゴミ箱の方へ歩いていった。

余娇がコンドームを直接手で取り上げると、中の液体がねっとりと流れ出してきた。

それを見た余娇は仕方なくコンドームをゴミ箱に捨て、ゴミ箱ごと持って外へ向かった。

廊下のゴミ箱にゴミを捨てると、余娇はようやく会社に戻った。

財務部に入ると、余娇は言った。「音楽でも流しましょうか、あなたの好きな曲を」

赵青は何も言わず、ただQQ音楽を開いて、おまかせチャンネルを選んだ。

二曲ほど流れた後、余娇が言った。「私、先に帰るわ。午後は外で用事があるから、会社には戻らないから」

「余主管、お気をつけて」

「やっぱりす...