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209話

「そういえば、仕事見つかったんじゃなかったの?出勤しなくていいの?」

「午後から行くよ、もう班長には言ってある」

「じゃあ私は仕事に行くけど?」

「ああ、行ってきな」目を細めた張揚が言った。「あとでスネ肉買ってきてスープ作るから、一度飲んだらまた飲みたくなるぐらい美味いの保証するよ」

「無駄遣いしないで」

「俺がお金持って煙草や酒買うのは無駄遣いだけど、お前に使うのは無駄遣いじゃないよ」

「じゃあ少なめに買ってね、二人じゃそんなに食べられないから」

「わかってるって、心配すんな」

叔父に微笑みかけ、趙青はようやく外へ歩き出した。

趙青がかがんでハイヒールを履こうとしたとき、張揚の目は彼女がわ...