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1525話

老馬は一瞬で呆然としてしまった。

何が起きているんだ?

しかし今は考える暇もなく、劉暁芬の赤い唇が彼のひげ面に触れた。

「んん...熱い...おじさま、わたしを...」

老馬の息遣いを感じながら、劉暁芬は小さく呟いた。老馬の血が沸き立つような言葉だった。

もはや他のことを考える余裕もなく、老馬は思わず手を伸ばし、劉暁芬の豊かな胸に触れた。

たちまち、乾いた薪に火がつくように、閃光のごとく、空っぽの個室には荒い息づかいが交互に響き渡った。

どれほどの時が過ぎたのだろう、劉暁芬がもう求めなくなったのを見て、老馬はようやく疲れ果てて動きを止めた。

劉暁芬の高く盛り上がった胸に頭を預け、老馬は一服のタ...