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1420話

「ありますよ、上に行って探してみます」趙青は急いで言った。

階段を上がると、彼女は携帯を取り出し、張志霖に電話をかけ始めた。本来はバイクを見てもらおうと思ったのだが、よく考えると余計な疑いを避けたほうがいいと思い、姑に周正を呼ぶと伝えることにした。

周正の番号は以前持っていたが、深城に行った際にSIMカードを変えたため、連絡先が失われてしまった。だから張志霖に頼るしかなかった。

ちょうどその時、張志霖は彼女の料金を支払いに出かけようとしていたところで、突然彼女からの電話を受けた。胸の鼓動が抑えきれないほど高まった。どんな理由であれ、彼女から積極的に電話をしてくるということは、少なくとも心の奥底...