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1414話

鶏は午後から煮込まれていて、その香ばしい匂いにすでに小宝はよだれを垂らしていた。おばあちゃんはすでにお椀に鶏の足を一本盛り付けてあげており、小さな子供は首を傾げながら夢中で啜っていた。もう一品の唐辛子炒め肉は、趙青が先ほど自宅の菜園で確認したところ、姑が自家栽培した唐辛子を使っており、ちょうど今が食べ頃のようだった。この唐辛子炒め肉を侮るなかれ、市場で売るとしたら、少なくとも一皿百元以上はするだろう。なにしろ、この地域で初物の唐辛子は、最高で百元近く一斤で売れるのだから。

もう一品はワラビの乾物で、このワラビについて趙青は最近になって『幼学瓊林』で知ったのだった。小学生の頃、父親がこの本を買...